2017年01月16日

J2の順位予想の前に確認しておきたい、色々な留意点のメモ

J2の順位予想の際に役立てたい、様々なメモです。


●自動昇格を目指すには。

プレーオフ開催以降の自動昇格チームを俯瞰する。

・札幌、清水
・大宮、磐田
・湘南、松本
・G大、神戸
・甲府、湘南

目立つ共通点。
・20点弱を記録できるメインアタッカーと、10点以上を記録できるサブアタッカーの存在。

2016 札幌(都倉19点、ジュリーニョ、12点、内村11点)
2016 清水(26点鄭、18点大前、9点北川)
2015 大宮(ムルジャ19点、家長11点、横谷8点)
2015 磐田(ジェイ20点、アダイウトン17点、小林6点)
2014 湘南(ウェリントン20点、岡田14点、武富9点)
2014 松本(船山19点、岩上8点、山本7点)
2013 大阪(宇佐美19点、レアンドロ13点、ロチャ9点)
2013 神戸(小川16点、ポポ16点、マジーニョ9点)
2012 甲府(ダヴィ32点、高崎5点、永里、柏4点)
2012 湘南(馬場9点、キリノ、遠藤、菊池7点、高山6点)

自動昇格を果たすためには、J2得点王級のゴールゲッターと、さらにもう1人スコアラーいることが基本的な条件。
30点記録できるなら1人でもいいかもしれない。
2012湘南は10点以上ゼロで自動昇格しているのでキジェさんのチームのみ要注意……

●2017年、20点前後を記録できそうなアタッカーは?
・過去5年の間にJ2で20点以上を記録した選手……ウェリントン(2014年20点) 大黒(2014年26点)
・過去5年の間にJ2で15点以上を記録した選手……イバ(2016年18点) 永井(2016年17点) 高崎(2016年16点) 原一樹(2016年16点) 藤田祥史(2012年15点)
・過去5年の間に“J1で”10点以上を記録した選手……シモビッチ(2016年11点) 佐藤寿人(直近2015年12G) 赤嶺(2012年14G) 佐藤晃大(2012年11G)

・昨シーズンJ2でシュート決定率が20%を越えたブレイク候補生(エルゴラ調べ)
豊川(10点、20.8% )渡(12点、23.1%) 阪野(12点、27.9%) 町田(11点、22.9%)
中山(11点、23.9%) 三島(12点、33.3%) 高橋(11点,20.8%) 高木大輔(6点、21.4%)

これらの選手は、出場時間が短かったり、シュート本数が少なくて得点が伸びなかった可能性がある。
出場時間を延ばし、より多くのチャンスを手にしたとき、得点数が激増する可能性あり。
シーズン後半戦に急激に得点数を伸ばした阪野、出場時間をまだ延ばせる中山、豊川、渡、そして松本で定位置奪取を狙う三島。2年連続で20%越えの高木大輔らが特にブレイク候補生として期待される。


・プレーオフ進出を狙うためにも、アタッカーが必要か?
2016年のプレーオフ進出チームで10点以上を記録した選手……高崎(16点)工藤(11点)杉本(14点)押谷(14点)豊川(10点)京都該当者なし

2015年のプレーオフ進出チームで10点以上を記録した選手……玉田(10点) フォルラン(10点) 河原(11点) 福岡、長崎該当者なし

2014年のプレーオフ進出チームで10点以上記録した選手……ケンペス(13点) 森本(10点) 前田(17点) 池元(15点) ディエゴ(14点)

2013年のプレーオフ進出チームで10点以上記録した選手……原一樹(12点) 横谷(11点) 津田(14点) ドウグラス(12点) ケンペス(22点) 佐藤洸一(12点)

2012年のプレーオフ進出チームで10点以上記録した選手……中村充孝(14点) 宮吉(11点) 大久保(12点) カイオ(10点) 藤田祥史(15点) 三平(14点) 森島(14点)

・15点弱記録できる選手1人か、10点以上2人だとよい感じ。
・最近は10点以上取れる選手が前線にいなくてもプレーオフにたどり着くチームが複数。

●降格チームの得失点事情
10点以上記録した選手がいて21位、22位になったチームは2012年岐阜、2013年岐阜、2013年鳥取、2015年栃木、2016年北九州
スコアラーがいること≠安心ではなさそう。
過去5年の降格チームの得点数平均は35点。ただし2015年、2016年は40得点以上を記録して降格したチームが出たので(大分、北九州)最近は得点数が増加傾向。
失点50台で降格圏に落ちたのは2012年岐阜(27点55失点)と2015年大分(41得点51失点)だけなので、失点を50台に抑えられるかどうかを残留争いではみていくほうがよさそう。

大分は得失点だけみれば十分残留できた成績だった。
着実に強化できているし昇格チームだけれども中位したいチーム。

●順位が急落したチームに共通点はあるか。
以下、2012年から2016年の間に前年から順位が急落(7つ以上とここではしよう)を列挙していく。
・2012→2013
コンサドーレ札幌(18位(J1)→8位)
横浜FC(4位→11位)

・2013→2014
大分トリニータ(18位(J1)→7位)
V・ファーレン長崎(6位→14位)
東京ヴェルディ(13位→20位)

・2014→2015
徳島ヴォルティス(18位(J1)→14位)
京都サンガ(9位→17位)
大分トリニータ(7位→21位)

・2015→2016
モンテディオ山形(18位(J1)→14位)
V・ファーレン長崎(6位→15位)
東京ヴェルディ(8位→18位)
ツエーゲン金沢(12位→21位)
ギラヴァンツ北九州(7位→22位)

眺めていると、実は監督交代で低迷したチームが殆どない。
財前さんに交代した札幌と、和田さんに交代した京都くらいか。
監督交代で成績急落はそこまでない。
長崎と東京Vの低迷には共通点があって、前年の後半戦から終盤戦にかけてなかなか勝てない状態に突入している。
そのまま次のシーズンに入り低迷している。
東京ヴェルディは監督交代し、長崎も選手を大幅に入れ替えたのは前年の成績を引きずらないためか。
どちらも後半戦は苦しんでいるので、順位予想としては低めのほうが無難か。

ここ数シーズン、最下位で降りてきたチームが監督を継続したはいいものの、プレーオフ出場権すら手に入れられず苦しむパターンが続いている。
アビスパ福岡も継続を選択しているがどうだろうか。

退団選手をみてみよう。
・2012→2013
コンサドーレ札幌(18位(J1)→8位)
主な退団:山本真希、ジェイド・ノース

横浜FC(4位→11位)
主な退団:堀之内聖、八角剛史、杉山新、阿部巧、

・2013→2014
大分トリニータ(18位(J1)→7位)
主な退団:丹野研太、清水圭介、宮沢正史、梶山陽平、ロドリ・マンシャ、森島康仁

V・ファーレン長崎(6位→14位)
主な退団:金山隼樹、岩間雄大、幸野志有人

東京ヴェルディ(13位→20位)
主な退団:石神直哉、刀根亮輔、西紀寛、飯尾一慶、小池純輝

・2014→2015
徳島ヴォルティス(18位(J1)→14位)
主な退団:村松大輔、高崎寛之、ドウグラス

京都サンガ(9位→17位)
主な退団:オ・スンフン、酒井隆介、工藤浩平、田中英雄、

大分トリニータ(7位→21位)
主な退団:高木和道、伊藤大介、末吉隼也、林容平

・2015→2016
モンテディオ山形(18位(J1)→14位)
主な退団:西河翔吾、當間建文、ロメロ・フランク、宮阪政樹、小椋祥平

V・ファーレン長崎(6位→15位)
主な退団:刀根亮輔、花井聖、古部健太、三鬼海、黒木聖仁、井上裕大、イ・ヨンジェ

東京ヴェルディ(8位→18位)
主な退団:佐藤優也、三竿健斗

ツエーゲン金沢(12位→21位)
主な退団:清原翔平、佐藤和弘、秋葉勝(夏に復帰)

ギラヴァンツ北九州(7位→22位)
主な退団:渡大生

ざっと並べてみたところゴールキーパー、センターバック、中盤の一角を抜かれると強烈なチーム力のダウンに繋がるのかもしれない。
監督継続+センターラインの後ろ向きな再編は危険なサインやもしれないと頭の片隅に。


●順位が急上昇したチームに共通点はあるか。
逆に順位が7つ以上上がったチームを挙げてみよう。

・2012→2013
徳島ヴォルティス(15位→4位)
V・ファーレン長崎(1位(JFL)→6位)

・2013→2014
ギラヴァンツ北九州(16位→4位)

・2014→2015
アビスパ福岡(16位→3位)
愛媛FC(19位→5位)
V・ファーレン長崎(14位→6位)
東京ヴェルディ(20位→8位)
ツェーゲン金沢(1位(J3)→12位)

・2015→2016
コンサドーレ札幌(10位→1位)
京都サンガ(17位→5位)
町田ゼルビア(2位(J3)→7位)
横浜FC(15位→8位)
レノファ山口(1位(J3)→12位)

ここ2年は、2016年ファジアーノ岡山も含め、前年二桁の順位のチームがプレーオフ出場権を争い、そして獲得してしまう事が頻発している。
特にアビスパ福岡の3位へのジャンプアップは鮮烈だった。

J3上がりのチームは継続路線で見事に躍進パターン。
大分は12位付近で予想するのが鉄板か。
他J2の低迷からの返り咲きは、近年は監督交代もしくは前年途中交代した監督が引き続き指揮を取るパターンが多数。
四方田さん、冨樫さん、石丸さん、そして変則的ながら中田さんがこのパターンでチームを躍進させている。
ただ、残念ながら来シーズン、途中指揮からの継続による実質1年目の指揮官は不在。
強いて言うなら中田さんだけれども、事実上の3年目だしどう判断したものか……
福岡や札幌が失点数を減らしていて、愛媛に至っては20点弱減らして大躍進していることを考えると守備の組織化、強化が躍進の近道か。


結論
・自動昇格を予想する際の基準は20点アタッカー+そのほかもしっかりしているチーム
・プレーオフ出場権争いは守備力を基準に。最悪二桁アタッカーいなくても出場権は十分獲得できる。
・残留争いも得点力よりは守備力が大事。
・ゴールキーパー、センターバックセクション、中盤センターセクションのネガティブな再編と監督継続が重なったチームは要注意のようだ。
・とにかく大躍進も大不振も複数起こるダイナミックなリーグ
・編成を慎重に眺めながら予想しないといけない。

大結論
J2は守備








posted by 鍵銛右京 at 20:46| 多分サッカー | 更新情報をチェックする